ザ・ドラマティックス(The Dramatics)-1972年、1973年

ザ・ドラマティックス
(The Dramatics)
ミシガン州 デトロイト出身
ソウル/R&Bミュージック ボーカルグループ
地元出身の大スター、テンプテーションズに魅せられて、エルベルト・ウィルキンス、ロッド・デイヴィス、ラリー・リード、ラリー・デンプス、ロン・バンクスの5人により1962年に結成されたデトロイト出身のグループ。1967年にザ・ドラマティックスとなり、地元のインディ・レーベルと契約、小ヒットを放った。その後、1971年、メンフィスのソウルの名門レーベル、スタックスと契約。同社のヴォルト・レーベルから「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」の全国ヒットで知られるようになり、1972年「イン・ザ・レイン」の大ヒットでブレイクした。その後、ABCに移籍、「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」(ビリー・ポールのヒットのカヴァー)などの大ヒットを飛ばした。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。ドラマティックスは、1962年、まだハイスクールの生徒だったロン・バンクスを中心に、ウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、エルバート・ウィルキンス、ウィリー・フォード、ラリー・デンプス、キーボードのジェームス・マック・ブラウンらでグループを結成したのが始まり。当時はダイナミックスと名乗っていた。1967年、ドラマティックスと改名し、何度かのメンバー変遷を経て現在に至っている。一番大きな変更は、デビューアルバムのリリース後、ウィ・ジーとエルバートが脱退し、LJレイノルズとレニー・メイズが加入したこと。ウィ・ジーとエルバーも別のドラマティックスを結成したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウィ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリース。残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。

★ドラマティックスの創始者で、リード・シンガーの1人だったロン・バンクスが2010年3月4日、デトロイトのサイナイ病院で心臓発作のため死去した。58歳。
★ウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去。
★グループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンは2008年11月28日、58歳で死去。
★レニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去、レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入。
ロン死去までのメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。

メンバー: ロン・バンクス、 ウィリー・フォード、 ベニー・テイラー、 ハーレイ・ブラウン、 スティーブン・ボイド、 ロブ・カーター
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1972年のの記念すべきデビューアルバム「Whatcha See Is Whatcha Get」。
男5人(この当時)のボーカルグループ。ボーカルグループってあまり馴染がないかもしれませんが、簡単に言うと、低い声出す人とか高い声出す人とか、メンバーの声の特徴にあわせて役割分担して順番に歌ったり、ハモったり、コール&レスポンスしたりしながら一曲を歌いあげてしまう複数のボーカリストで構成されるグループ。このアルバムは時代が時代だけにニューソウルっぽいファンキーでゴージャスな演奏にのせて、そんな素晴らしい歌を聴かせる。アルバム中一番有名な曲は、雷雨のSEともに始まるドラマティックでメローな名曲⑤In The Rain。

1971年
"Whatcha See Is Whatcha Ge"
A-1.Get Up And Get Down(3:10)
A-2.Thank You For Your Love(4:25)
A-3.Hot Pants In The Summertime(3:57)
A-4.Whatcha See Is Whatcha Get(3:56)
B-1.In The Rain(5:08)
B-2.(Gimme Some) Good Soul Music(2:35)
B-3.Fall In Love, Lady Love(4:34)
B-4.Mary Don't Cha Wanna(3:41)

Get Up and Get Down

Released in 1971 and peaked at #16 on the R&B Charts

Thank You For Your Love


Hot Pants In The Summertime


Whatcha See Is Whatcha Get

ちょっとラテンっぽい要素も入ったミドルテンポのファンキーチューン。歌もサウンドも完璧にカッコイイ!。みんなが主張しつつ調和していて、なおかつ聞き手を高みに連れていってくれるというお手本のような曲。ドキュメンタリー映画※「WATTSTAX ワッツタックスコンサート」のオープニング。1971年ソウルチャート3位。

In The Rain

名曲。1972年ソウルチャート1位。

(Gimme Some) Good Soul Music


Fall In Love, Lady Love


Mary Don't Cha Wanna

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ちなみにヴォルト時代にはメンバー・チェンジも行われている。
メンバー・チェンジ前とチェンジ後の録音とが混在する内容に、初代リード・シンガーのウィリアム・ハワードと2代目リードとして加わったLJ・レイノルズの2人がいずれも希代の名シンガー。

LJ・レイノルズとレニー・メイズが新たに加わって、Ron Banks And Dramaticsと改名してリリースした、グループとしては3rdアルバムとなる74年作!彼らなりのヴォーカル・グループとしてのやり口というものをより深く伝えてくれることになった名盤。オープニングを飾る“And I Panicked”を筆頭に、神がかり級のバラードがズラリと並ぶ

"Dramatically Yours"Volt(1973)
A1 And I Panicked
A2 I Dedicate My Life To You
A3 You've Got Me Going Through A Thing
A4 I Pray She'll Never Go Away
B1 I Made Myself Lonely
B2 Highway To Heaven
B3 Beautiful Feeling
B4 Toast To The Fool
B5 It's So Hard Trying To Get Over You

And I Panicked-


I Dedicate My Life to You


You've Got Me Going Through A Thing


Toast To The Fool


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おまけ
2017年のキャサリン・ビグロー監督の映画「 デトロイト」。1967年に起きたデトロイトの暴動を題材にした実録サスペンス。デトロイトの土地柄を感じさせてきたドラマティックスのメンバーたちが、暴動のあるところに犠牲者として関わりがあったということを描いた映画。

1967年7月25日、暴動の中、デトロイトの名門劇場、フォックス・シアターで行われるショーケース・ライヴで歌うことになっていた。ドラマティックスがここで歌うことになっていたのは「イフ・ユー・ハヴント・ガット・ラヴ」。
The Dramatics - If You Haven't Got Love

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CD/ザ・ドラマティックス/ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット +10/UCCO-5185 - サプライズ2
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